業務の幅を広げるときなど、新しい機材が必要になります。その中でも、コピー機・複合機は代表的なものの一つです。さらには、購入するか、リース契約を結ぶかという選択肢もまたあります。どちらにも一長一短がありますが、今回は複合機を選択した場合から比較していきます。
複合機は、その名の通り複数の機能を併せ持つ機器です。基本的には、コピー機、プリンター、スキャナ、ファクシミリの機能を備えているものが多いです。それぞれを個別に準備する必要がなくなるので費用やランニングコストを抑えられますし、設置場所や配線の数を減らし省スペースを狙えます。その反面、故障して修理に出した時など、一度にすべての機能が使えなくなる危険もあります。もしもリース契約を結んだのなら、この「故障」についても契約内容をしっかり確認しておくと良いでしょう。
保守契約で現在最もメジャーな方式は「カウンター方式」といいます。これは一枚コピーするごとに費用(カウンター料金)がかかり、月毎にその合計金額が請求されるという方式です。その代わりインク代や保守費用が無料になるのです。逆に、故障の都度代金を支払う方式を「スポット保守方式」といいます。リース契約のメリットの一つに「経費が一定になる」があるため、後者を選ぶ会社は少ないでしょう。利用頻度によってどちらが得になるかは変化しますが、その費用だけに気を取られてサービス内容をおろそかにしてはいけません。特に複合機を選んだ場合、前述のとおり複数の機能が使用できなくなるため迅速な対応が求められます。複合機リースの比較の際は、その契約内容の確認まで忘れないようにしましょう。