会社のオフィスや事務所などで「コピー機が必要だ」となったとき、購入を検討されるかたは非常に多いでしょう。コピー機の導入ならリース契約がオススメです。なぜなら、リースでコピー機を導入することにはさまざまなメリットがあるからです。
この記事では、コピー機をどのように用意するか検討しているかたに向けて、コピー機のリース契約の仕組みやメリット、費用相場などをご紹介していきます。コピー機が必要だというかたは、ぜひ参考にしてみてください。
どこの会社にも必ず1台はあるといっても過言ではないコピー機ですが、もし必要になったときどのように用意しますか?設備投資として購入するという選択肢もありますが、じつは現在、多くの会社がコピー機のリース契約を結んで利用しているのです。ここではコピー機のリース契約の仕組みと流れについてご説明します。
リース契約とは、簡単にいえばモノの賃貸サービスです。リースサービスを提供している会社と契約し、サービスを受けることをいいます。たとえば今回のようにコピー機であれば、リース会社と契約しその会社からコピー機を借りるということです。
リース契約には期間があり、目安として5~6年ほどの契約を交わすことが多いです。ただ、必ずしも契約期間を満了しなければいけないわけではありません。最新の機器に変えたい場合は契約の見直しをできる場合もあるので、リース会社に確認するとよいでしょう。
リース契約をおこなう場合、購入とは違うので所有権が異なります。この所有権とは、資産(ここではコピー機)が誰の持ち物であるのかということです。コピー機を購入した場合は、もちろん購入者に所有権があり、返納義務などはありません。
修理や保証に関して購入した場合は自分自身でメンテナンスや修理をおこなう必要があります。しかし、リース契約の場合はリース会社が所有しているものなので、修理やメンテナンスをおこなってくれるサービスやオプションが用意されている場合があるのです。
レンタルや購入をするのとリースをするのとではどのような違いがあるのかをご紹介していきます。
まずは購入と比べていきましょう。コピー機を購入した場合、所有権は購入者である自分自身にありますがリース契約ではリース会社に所有権があります。購入した場合は自身の所有物として使い続けることができますが、リース契約の場合は返納しなければならず、使用を継続したい場合は再度契約を結ぶ必要があります。
次に、レンタルと比べていきます。レンタルはレンタル会社が所有する機器の中から選んで借りる契約です。そのため、選択肢はレンタル会社の所有する範囲内ということになります。リースは使いたい機器をリース会社に依頼して購入してもらい、それを借りる契約を結ぶのです。
ここでは、どのような流れでリース契約が交わされるのかをご紹介していきます。
1.リース契約の検討
コピー機を使用する年数や機器の性能、オフィスが移転・拡大する予定の有無や必要な台数などを考えてリース契約を結ぶのか購入するのかを決めましょう。
2.リース申し込み
検討した結果、リースをすることを決めたら申し込みです。申し込みの際には財務諸表や登記謄本などの各種書類の提出が求められるので、あらかじめ書類の準備をおこなっておきましょう。
3.審査
リース会社には審査があります。審査の通過基準は経営状態によって判断されますが、起業したばかりや、クレジットカードのブラックリストに載っているという場合は審査が通らないこともあります。そういった条件がなければ、一般的な事業で利益を上げている会社であれば大丈夫でしょう。
4.導入
契約が締結されると、次は導入をしていきます。新品の機器をリース会社が購入した場合は、メーカーの担当者が機器の設置や設定をおこなうこともあります。初期セットアップやネットワークの設定、など各種メンテナンスをおこない運用に向けて準備が始まっていきます。
5.契約満了・更新
契約した期限が過ぎるとコピー機はリース会社へ返納し契約満了となりますが、引き続きコピー機を利用したい場合もあることでしょう。その場合はいくつかの選択肢から行動を決定することになります。リース契約に買取オプションが設けられていれば使用していたコピー機を買取り、その所有権を自分のものとすることができます。
買取オプションがない場合でも、再度リース契約を交わすことで契約を更新することができます。再リース契約を交わす場合は料金が安くなることが多いです。最新のモデルを使用したい場合は新しく契約を結びなおす必要があります。
コピー機のリースをおこなうときはしっかりと保守契約を結んでおきましょう。リースしたコピー機に紙詰まりやシステムエラーなどの不調が起こる場合があります。こういったときに保守契約の契約内で修理サービスを受けられるからです。
リース満了後は、買取り、再リース契約、別の機種での新リース契約が主な選択肢となるでしょう。どの選択が自分にとってよりよいのかを再度検討し、新たなコピー機を導入してみてください。
コピー機をリース契約して導入することにはどんなメリットがあるのでしょうか?ここではそのメリットをご紹介していきます。
コピー機が必要になったとき、購入するとなると数十万円~数百万円の初期費用が必要となります。しかし、リース契約ならば自社で購入するわけではないので、初期費用が安く抑えられます。初期の導入費用で50万円以上支払えないというかたは毎月定額でご利用ができるリース契約がオススメです。
購入している場合だと固定資産税などがかかってきますが、リースの料金は費用として処理するので、自社で使用しているのに資産として計上する必要がないため、節税になります。
リース契約をおこなうときは一般的に動産総合保険がついています。この保険は火災・落雷・台風などによる故障や盗難などによる被害が起こった場合に適用され、リース会社が対応してくれます。
契約者が故意に破損させた場合や、自然消耗やサビによる不具合、またはコンピューターウィルスの被害などは保険適用外ですので覚えておきましょう。
コピー機は一度購入するとなかなか新しい機器を購入しづらくなりますよね。しかしリースならば、契約期間が切れればまた、新しい機種の導入が可能となります。リース期間内の契約破棄は原則できませんが、新しい機種に変更するサービスがあるリース会社もありますので、確認してみましょう。
さて、リースをするメリットを理解した後に気になるのはコピー機のリースをおこなう費用相場ですよね。ここではリースをおこなうときに確認しておきたい費用相場や業者選びのポイントをご紹介していきます。
コピー機のリースは、コピー機の性能によって価格帯がわけられています。もっとも多く導入されているといわれるのは、月額10,000円ほどのコピー機です。また、カウンター保守の料金も追加でかかってきますが、こちらの料金は月の印刷枚数と用紙の単価に応じて変動がありますので、ご契約時にシミュレーションしておよその金額を算出しましょう。
リース会社を選ぶときは取り扱いメーカーが豊富でメーカーの機器ごとの特徴や性能に詳しい会社に依頼するとよいでしょう。また、サービスの内容がいき届いている会社がよいです。契約後のアフターフォローやサポートがしっかりしたものでないと安心できません。そのため、きちんとサポートをしてくれる会社と契約をするとよいでしょう。
複数のリース会社を比較検討することは大切です。複数の業者に見積りを出してもらう‘‘相見積り‘‘をおこないましょう。この作業をおこなうことで自分の条件に合う費用で希望の機種を借りられる業者を見つけることができます。ただ、複数の業者に見積りの依頼をするのは非常に大変です。そのため、複数の業者に一括で見積り依頼を出せて比較できるサイトの利用をオススメします。
コピー機が必要だというときに購入するかリースをおこなうか迷いますよね。そのため、この記事ではコピー機のリースの仕組みやメリット、費用相場などをご紹介してきました。そして初期費用を抑えたり、節税をおこないたい場合、またコピー機を新しい機種に変更していきながら使っていきたいという場合はリースがよいということが理解して頂けたかと思います。
ただ、ここでご紹介できた内容はほんの一部に過ぎません。そのため、実際にコピー機のリースを検討されているかたは、まず複数の業者に一括でお見積りを依頼し、どの業者に依頼するのか比較することができるサイトをご利用してみてはいかがでしょうか。
よりよいリース会社と契約を結ぶことができるように、ぜひ今回の記事の内容を参考にしてみてください。